世界資源研究所、極端な気象現象と気候変動の相関について見解を発表

発表日:2011.11.04

世界資源研究所(WRI)は、2011年11月末にダーバンで開催される、第17回気候変動枠組条約締約国会議(COP17)を前に、干ばつや熱帯低気圧などの極端な気象現象と気候変動との相関について見解を発表した。現在、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が作成中の特別報告書では、気象現象と気候変動の相関関係を解明し、地球温暖化は山火事、熱波、サイクロン等の現象の頻度と強度に破壊的な変化をもたらすおそれがあると警告しているという。2009年のアメリカの気候変動科学プログラム、2011年のアメリカ国立科学アカデミーも同様の結論に達しており、最近の科学文献でも、2010年のロシアの熱波や地中海の干ばつの増加は気候変動と密接な関係があることなどが報告されている。しかも、これらの被害は甚大で、2010年の自然災害のうち90%が気候に関連し、損害額は1300億ドルに達したとする保険会社もある。このためWRIでは、世界の温室効果ガス排出量を削減するとともに、極端な気象への対策と気候変動への適応を強化する必要があるとしている。

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