国連環境計画、ブラックカーボンやメタン等への費用対効果の高い対策が、気温上昇抑制に貢献と報告

発表日:2011.11.25

国連環境計画は、気候変動に影響を及ぼす物質の中でも大気中の寿命が比較的短いことから「短寿命気候強制成分(SLCF)」と呼ばれる、ブラックカーボン、メタン、対流圏オゾンを対象に、費用効果の高い対策をまとめた報告書を発表した。SLCFへの迅速な対策は、地球の気温上昇を抑制するほか、大気汚染や疾病、作物損失等の減少にもつながるという。報告書では、埋立処分場から発生するメタンの回収や、調理用コンロの高効率化によるブラックカーボンの排出削減など、16の対策をコスト別に4カテゴリーに分類して提示した。ヨーロッパでの農業廃棄物の焼却禁止など、これらの政策はすでに各地域で試行されているという。また報告書は、迅速な対策を支援する国内対策(税優遇措置など)や、協定に基づく汚染物質抑制などの広域レベルの対策を分析、国際レベルでも、気候変動枠組条約等を補完する行動の機会がメタン等についてもあるとし、短期的気候保護を目的に国際的機関を結集することが、既存の取組を統合して効率を上げる手段となり、SLCFの効果的削減につながるとしている。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
「短期的気候保護と大気質向上:短寿命気候強制成分(SLCF)抑制への行動―国連環境計画統合報告書」(報告書本体)(PDF)
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境
大気環境
キーワード 大気汚染 | 気候変動枠組条約 | メタン | 国連環境計画 | UNEP | 気温上昇 | ブラックカーボン | 対流圏オゾン | 短寿命 | SLCF
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