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 ドイツ、トラ生息地の森林保護に400万ユーロの支援を表明

発表日:2010.11.22


  ロシアのプーチン首相の下で開催された国際トラ保護フォーラムで、参加したドイツ連邦環境省のベッカー事務次官は、トラが生息するシベリアの森林保護に400万ユーロを追加支援することを公表した。フォーラムには、中国の温家宝首相等、トラが生息する国家の閣僚が出席し、トラを保護するための包括的な計画が承認された。世界中に生息する野生のトラは、現在3200匹弱まで減少し、絶滅の危機に瀕している。密猟に加え、生息空間の破壊がその要因となっており、トラに残されている生息地は、本来の生息地の7%にまで縮小したという。大規模な森林伐採による生息空間の破壊は、生物多様性を喪失させるだけでなく、大量の炭素を吸収する森林土壌を消失させることで、地球温暖化問題も悪化させている。ドイツ連邦政府は、2008年以降、独自の国際温暖化防止イニシアティブの枠組みにおいて、森林保護プロジェクトを実施しており、トラの生息空間の保護に、これまで約950万ユーロを支援している。今後、追加的な対策に、さらに1260万ユーロを用意するという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 生物多様性 | 地球温暖化 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 自然保護 | 生息地 | 森林保護 | シベリア | 森林伐採 | トラ
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