環境省と経済産業省は、フロン回収・破壊法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類回収量等の平成23年度の集計結果を公表した。フロン類は、オゾン層を破壊し又は地球温暖化に影響をもたらすため、フロン類の回収を促進し大気中への排出を抑制する必要がある。平成23年度にフロン類を回収した業務用冷凍空調機器の合計台数は約123万台、回収したフロン類の量は約3,958トンと、前年度と比較して、約7万台(約5.7%)、約63トン(約1.6%)増加した。その内訳は、機器の廃棄時等が約2,579トン(約99万台)で、機器の整備時が約1,379トン(約24万台)であった。廃棄時等回収は、平成22年度と比べ回収台数は約8万台(約9%)、回収量は約183トン(約8%)の増加。また、整備時等回収は、平成22年度と比べ回収台数は約2万台(約7%)、回収量は約120トン(約8%)減少していた。両省は、今後もフロン類の回収促進に取り組んでいくという。