環境省と経済産業省は、フロン回収・破壊法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類回収量等の平成26年度の集計結果を公表した。フロン類は、オゾン層を破壊し又は地球温暖化に影響をもたらすため、フロン類の回収を促進し大気中への排出を抑制する必要がある。平成26年度にフロン類を回収した業務用冷凍空調機器の合計台数は約139万台、回収したフロン類の量は約4,424トンと、前年度と比較して、回収台数は約2.6万台(約1.9%)増加したが、回収量は約39トン(約0.9%)減少した。その内訳は、機器の廃棄時等が約2,999トン(約118万台)で、機器の整備時が約1,425トン(約22万台)であった。廃棄時等回収は、平成25年度と比べ回収台数は約3万台(約2.6%)増加し、回収量は約89トン(約2.9%)減少した。また、整備時等回収は、平成25年度と比べ回収台数は約0.4万台(約1.8%)減少し、回収量は約50トン(約3.6%)増加した。両省は、今後もフロン類の回収促進に取り組んでいくという。