堺市、関西電力(株)及びシャープ(株)は、大阪府堺市臨海部におけるメガソーラー発電計画を共同で推進すると発表した。この計画による発電施設は、(1)「堺第7-3区太陽光発電所(仮称)」(約10MW)、(2)「堺コンビナート太陽光発電施設(仮称)」(最大約18MW、当初約9MW)で、合計約28MWは世界最大級の太陽光発電規模となる。(1)は、堺市西区の産業廃棄物埋立処分場「堺第7-3区」に関西電力が建設し、(2)は、堺コンビナートの各工場の屋根上等に、シャープと関西電力グループが共同で太陽光発電施設を設置し、コンビナート内で自家消費電力として使用する。また、今後シャープの新工場で生産する薄膜シリコン太陽電池モジュールを採用する予定。堺市では、この計画を低炭素型都市「クールシティ・堺」の実現に向けた重点的取組みとして位置付けており、同計画によるCO2削減量は合計で年間約1万トンの見込みという。