三菱重工業(株)は、パキスタンの化学会社であるエングロ・ケミカル・パキスタン社(Engro Chemical Pakistan)へ二酸化炭素(CO2)回収技術を供与する。石油化学プラントから放出される燃焼排ガスに含まれるCO2を回収し、尿素増産用に利用するもので、CO2回収能力は340トン/日。CO2回収プラントの完成は2010年7月の予定。今回ライセンス供与するのは、尿素製造の工程で出る燃焼排ガスからのCO2を、特殊な吸収液を用いて分離・回収し、回収したCO2を尿素合成プロセスに原料として供給する技術で、排ガスからのCO2回収率は約9割となる。同社のCO2回収技術は、関西電力(株)と共同開発したもので、他プロセスに比べてエネルギー消費量が大幅に少ないのが特徴。これまで、マレーシアをはじめ、インド、アラブ首長国連邦、バーレーンの企業に技術を供与している。