環境省は、水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーを公表した。同省では、平成19年度から生産活動における水銀利用、大気、水、土壌といった環境への排出など、我が国における水銀の流れを把握するため、水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーの作成しており、これまで水銀条約条文案の検討・議論を行う上での基礎情報として活用してきた。今回、2010年度ベースの水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーを作成した。水銀マテリアルフローの主な流れとしては、1)原燃料等に含まれて国内利用等に供される量:85トン、2)輸出等により国外へ移動する量:75トン、3)環境への排出:18~23トン、4)最終処分量:11~24トンであった。今後、「水銀に関する水俣条約」において求められる国内対策のあり方を議論していく上で、関係者の間で基礎情報として活用されることが期待されるという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | マテリアルフロー | 環境省 | 大気 | 水銀 | 排出量 | インベントリー | 水銀条約 | 水俣条約 |
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