(独)国立環境研究所は、研究プロジェクトの成果報告書を公表した。今回公表されたのは、1)湖沼における有機物の循環と微生物生態系との相互作用に関する研究(研究代表者:今井章雄)、2)全球水資源モデルとの統合を目的とした水需要モデル及び貿易モデルの開発と長期シナリオ分析への適用(同:花崎直太)、3)日本における土壌炭素蓄積機構の定量的解明と温暖化影響の実験的評価(同:内田昌男)の3件。1)では、霞ヶ浦を対象として、新規性の高い分析・解析法と長期モニタリングを駆使して、湖水溶存有機物(DOM)が漸増するメカニズムを詳細に検討した。2)では、社会や経済の要素から工業用水・生活用水を推定するモデルの開発や、世界の水資源の偏在の緩和に役立つ農作物貿易を推定するモデルの開発と分析等に取り組んだ。3)では、土壌を比重により分画し、異なる比重に区分された土壌有機炭素について、放射性炭素同位体(14C)を用いて分解速度を算出し、さらに土壌培養実験による温暖化影響評価を実施した。
情報源 |
(独)国立環境研究所 記者発表
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機関 | (独)国立環境研究所 |
分野 |
地球環境 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 微生物 | 国立環境研究所 | 水資源 | 湖沼 | 霞ヶ浦 | 土壌 | 有機物 | 温暖化 | 水需要 | 炭素 |
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