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 JST、熱電変換素子と燃料電池を組み合わせた「排ガス発電システム」の開発に成功

発表日:2013.05.07


  (独)科学技術振興機構(JST)は、独創的シーズ展開事業の開発課題として、熱電シナジー排ガス発電システムの開発に成功したと発表した。同開発課題は、(独)産業技術総合研究所の藤代芳伸研究グループ長の研究成果をもとに、平成18年3月から平成24年3月にかけて(株)アツミテックが企業化開発を進めていたもの。今回、排ガスに含まれる微量な未利用燃料で発電できる新しい燃料電池を開発し、熱電変換素子と組み合わせることで、排ガスから電気エネルギーを効率的に取り出すことに成功した。具体的には、排ガス中の未燃焼成分である水素などから、開発した固体酸化物形燃料電池(SOFC)で電気を取り出し、さらに排ガスやSOFCの発熱を利用して熱電変換素子から電気を取り出す。JSTでは、発電効率を上げることにより、自動車やオートバイ、工場などの排ガスの有効利用へ期待されるという。

情報源 (独)科学技術振興機構(JST) プレスリリース
機関 (独)科学技術振興機構(JST)
分野 地球環境
キーワード 燃料電池 | SOFC | 科学技術振興機構 | 産業技術総合研究所 | JST | 発電 | 排ガス | 熱電変換素子 | 有効利用
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