(株)フジタは、シールド現場での多様な環境対応技術をシステム化した、環境対応システムを確立したと発表した。シールド工事では、切羽のシールド掘進機や坑内の掘削土流体輸送設備、地上のずり処理設備など多くの施工機械や設備を有し、大量の電力を消費するものの、消費電力は月毎の総量でしか管理されていなかった。また、省エネ活動もアイドリング防止や消灯など定性的な取り組みが多く、定量的に効果を検証する手段が無かった。今回、東京都江東区のシールド工事現場に、CO2発生量を常時監視するシステム(FCMS)を導入し、施工中に省エネ対策を実施するとともに、CO2を個別に削減する技術として立坑クレーン電力回生、現場内に太陽光と風力発電、坑内LED照明、掘削土砂の脱水に高圧薄層フィルタープレスを設置するなどの環境対策を実施。この結果、施工中のシールド工事でCO2削減量88ton(全体工事量の5%)という数値化による改善効果を実証したという。
情報源 |
(株)フジタ ニュース
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機関 | (株)フジタ |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 太陽光発電 | 省エネルギー | CO2 | モニタリング | 環境技術 | 消費電力 | フジタ | 工事 | 回生電力 |
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