環境省は、平成24年度福島県における野生鳥獣の生息状況等に関する調査結果を公表した。同調査は、捕獲圧の減少や人為活動の停滞が生じている地域における鳥獣保護管理に資するため、旧警戒区域及びその周辺部における野生鳥獣(主にイノシシ、ニホンザル)を対象に、その生息状況及び生活環境への影響等の調査・分析を実施するとともに、今後の住民の帰還および人為活動の再開に向けた課題を整理するもの。調査期間は平成24年11月から平成25年3月で、カメラトラップ、ラインセンサス等による現地調査を行うとともに、関係自治体及び鳥獣保護管理の専門家等からヒアリングを実施した。その結果、今後の住民帰還までの過程の中で、1)生息環境管理の実施、2)住民の帰還に伴う野生鳥獣の追い払い等の実施、3)省力的で効果的な捕獲体制の構築、が必要とされた。同省では今後、関係自治体と連携し、今回の調査結果を踏まえたより詳細な生息状況の調査、安全かつ効率的な捕獲手法等の検討等に取り組んでいくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 調査 | 鳥獣保護 | 生活環境 | 福島県 | 警戒区域 | 生息状況 | 野生鳥獣 |
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