環境省は、全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等の結果(平成27年度)を公表した。同調査は、鳥獣保護管理法に基づく指定管理鳥獣捕獲等事業の推進に向けて、全国的な生息状況の動向を把握するため、統計手法を用いて実施したもの。平成25年度末では、全国(本州以南)のニホンジカの推定個体数は中央値約305万頭となり、増加傾向が続いていることが明らかになった。また、イノシシの推定個体数は中央値約98万頭となり、長期的には増加傾向であるものの、平成23年度からはほぼ横ばいであることが明らかになった。さらに、ニホンジカについて平成35年度までの個体数の推移について将来予測を実施したところ、個体数を半減するためには、平成25年度の捕獲率の2倍以上の捕獲を行わなければならないことが明らかになった。同省では今後も、手法の改良を重ねながら毎年継続的に実施し、「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」に定めた目標の進捗状況の確認に活用する等により、順応的な管理を進めていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 鳥獣保護 | 鳥獣保護法 | 生息状況 | 指定管理鳥獣 | ニホンジカ | イノシシ |
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