農林水産省は、農地土壌の放射性物質濃度分布図を更新したと発表した。同省では、福島県及びその周辺地域において、農地土壌の放射性物質の濃度の推移を把握し、農地の除染や現場での対策に資するよう、農地土壌の放射性物質の濃度を調査し、分布図を作成している。平成24年度は、約450地点において土壌中の放射性セシウム濃度の測定を行い、その結果を地図及び表形式で取りまとめた。また、前回調査(平成24年3月公表)と同一地点(約110点)における農地土壌中の放射性セシウム濃度の低下率を用いて、前回の調査の際に推計した農地土壌の放射性濃度分布図を更新した。これによると、放射性物質の濃度分布は、これまでの調査結果に比べ、0-500Bq/kgの分布域が拡大するとともに、500-1,000Bq/kgやそれ以上の濃度の分布域が減少していることが分かった。同省では、引き続き、農地土壌の放射性セシウム濃度の推移を把握するための調査を進めることとしている。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
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機関 | 農林水産省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 土壌汚染 | 農林水産省 | 農地 | 分布図 | 福島県 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 除染 |
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