農林水産省は、農地除染対策実証事業の結果(中間取りまとめ)等を公表した。同事業は、農地除染の適切かつ効率的な実施に資するため、これまでに開発された農地の除染技術を工事実施レベルで実証するもので、平成24年2月から福島県内で実施している。今回、飯舘村と川俣町の40haの農地を対象に、表土削り取りなどの農地除染技術の実証工事を行い、今後の除染作業における施工方法、施工管理方法及び安全衛生管理方法の確立と作業歩掛の策定等に資する基礎データを収集した。平成24年7月末までの結果では、表土削り取りによって、作土層の放射性セシウム濃度は7割から9割程度減少し、地表1メートルの空間線量率は6割から8割程度減少していた。また、同省では、同事業の結果を踏まえ、農地除染実施に当たり必要となる調査、設計、積算、施工管理等の情報を「農地除染対策の技術書」として取りまとめ公表している。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
農林水産省 「農地除染対策の技術書」について |
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機関 | 農林水産省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | 農林水産省 | 実証 | 農地 | 技術 | 福島県 | 放射性セシウム | 除染 | 空間線量率 |
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