農林水産省は、農地土壌の放射性物質濃度分布図を更新したと発表した。同省では、農地の除染や現場での対策に資するよう、これまで福島県等の農地土壌の放射性物質の濃度を調査し、分布図を作成している。平成25年度も、福島県の341地点において土壌中の放射性セシウム濃度の測定を行い、その結果を取りまとめた。また、前回調査(平成25年8月公表)と同一地点(約91点)における農地土壌中の放射性セシウム濃度の低下率を用いて、前回の調査の際に推計した農地土壌の放射性濃度分布図を更新した。これによると、土壌中の放射性セシウム濃度の測定値は、前回調査と同一の調査地点で比較したところ、約一年間で、避難指示区域外の水田で17%、避難指示区域外の畑で20%、牧草地および樹園地で15%、それぞれ低下していることが確認された。なお、この期間における放射性セシウムの物理的減衰に伴う土壌濃度の低下は11%となる。同省では、引き続き、農地土壌の放射性セシウム濃度の推移を把握するための調査を進めることとしている。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
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機関 | 農林水産省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 土壌汚染 | 農林水産省 | 農地 | 分布図 | 福島県 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 除染 |
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