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（独）農業環境技術研究所、高頻度観測衛星データによる「”世界の農業環境”閲覧システム」を公開
発表日：2014.01.09
（独）農業環境技術研究所は、高頻度観測衛星データによる「”世界の農業環境”閲覧システム（GAEN-View）」を平成26年1月9日に公開したと発表した。近年、食料・環境問題への関心から「衛星画像を使って世界の農業環境の変化を調べてみたい」という要望が寄せられていた。今回公開したサイトは、2000年から2013年までの過去14年の高頻度観測衛星センサ（MODIS）データを処理し、インターネット地図サービスに重ねて閲覧できるようにしたもので、世界の農業環境の時間的変化を検索・閲覧できる。「東日本大震災による東北部沿岸の水田の津波被害」、「ベトナムメコンデルタにおける水稲三期作・エビ養殖地拡大」など、地球観測衛星から見た農業被害や土地利用変化などの全体像が確認できる。また、小中学校・高校における理科・環境教育の電子副教材として、大学や研究機関における環境研究の参考情報として活用でき、将来を担う若い世代が、絶えず変化し続ける世界の農業環境に興味を持つことで、世界の食料・環境問題を考えるきっかけになることが期待されるという。
