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 (独)宇宙航空研究開発機構と三菱電機(株)、衛星からの温室効果ガス計測を目指した「小型CO2濃度計測ライダ」を開発

発表日:2008.08.27


  (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱電機(株)は、衛星からCO2濃度を高精度かつ高速に計測する独自のCW(Continuous Wave、連続波)変調方式を開発するとともに、その方式を採用した世界最高の高精度・高速の計測が可能な地上検証モデル「小型CO2濃度計測ライダ」の開発に成功した。CO2 濃度を計測するアクティブ(能動型)センサとして、従来のDIAL(DIfferential Absorption LIDAR、差分吸収ライダ)は、大型かつ高精度な計測に長時間を要するという問題があった。今回開発された装置は、1km先までの空間におけるCO2濃度の変化を32秒間隔で計測でき、計測精度が4ppm相当と、世界最高の高速性と計測精度を達成。今年度の冬に打ち上げ予定の温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)に搭載するセンサの観測性能評価に用いるほか、本方式は衛星搭載用のセンサとしても有効という。

情報源 三菱電機(株) ニュースリリース
機関 三菱電機(株)
分野 地球環境
キーワード 人工衛星 | GOSAT | 温室効果ガス | 三菱電機 | 宇宙航空研究開発機構 | 計測
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