国内ニュース
三菱重工業（株）、汎用タイプの燃料電池式フォークリフトを開発
発表日：2008.09.08
三菱重工業（株）は、日本輸送機（株）、JFEコンテイナー（株）と共同で、汎用タイプの燃料電池式フォークリフトを開発し、2010年代初頭の市場投入を目指して詰めの実証試験を開始すると発表した。同製品は、燃料電池への水素供給に、JFEコンテイナーが世界で初めて開発した持ち運び可能なカセット式供給ユニットを採用し、水素ステーション（充填施設）などの大規模なインフラ整備が不要で、小規模ユーザーも導入しやすいのが特長。今回の開発は、環境省の地球温暖化対策技術開発事業の一環として、早稲田大学が推進した「本庄・早稲田地域でのG水素社会の構築」プロジェクトの下、2005年から取り組んできたもの。すでに冷蔵倉庫や屋外など3箇所での実証試験により実用化の目途をつけており、今後、環境省の補助事業「カセット式FCフォークリフトの市場導入に向けた実証試験及び技術開発」の下、市場導入に向けた仕上げの検証に入るという。
