川崎市は、川崎市環境総合研究所が実施している水生生物に関する調査研究の成果を活かし、環境学習用冊子「水辺の生きもの-かわさき-」を発行したと発表した。今回、同市が平成21年に発行した「川の生きもの」に新たなページを追加し、タイトルを変更したもの。写真やイラスト等を豊富に使用し、水辺の生きもの観察などで活用できるように、生きものの特徴や見分け方を分かりやすく掲載するとともに、生きもの観察の際の注意事項なども記載している。主な特徴として、1)多摩川や市内の川で見られる生きもの26種、多摩川河口干潟で見られる生きもの23種と合わせ、新たに東扇島東公園の人工海浜「かわさきの浜」で見られる貝やカニの仲間など23種を掲載、2)平成20年度~24年度に実施した市内の河川や海などの水生生物調査結果を掲載、3)水辺を散策できる場所を掲載。同市では、同冊子を、区役所・市民館・図書館・川崎市環境総合研究所等で配布するという。