TCM(株)は、環境負荷を低減した新型コンテナキャリアを開発したと発表した。今回開発された製品は、従来のエンジンで発電機を駆動し電気モーターで走行するディーゼルエレクトリック方式をさらに進化させ、荷役についても電気モーターを採用したもの。走行と荷役の両方を電動化することにより動力伝達効率が改善され、従来機に比べ、燃費とCO2の発生を約10%削減したほか、車両周囲騒音も85dBから83dBに低減。さらに、荷役用油圧モーターの廃止により、作動油の使用量を40%削減し、メンテナンス時に発生する廃油の量を大幅に削減した。また、ハンドル操作力を低減し、操作性を向上させた。現在、コンテナターミナルでは環境対策への取り組みが急ピッチで進められており、環境負荷低減に貢献する本製品の需要拡大が見込まれるという。