環境省及び経済産業省は、平成23年5月5日~13日に、アラブ首長国連邦のアブダビで開催された、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第33回総会及び第11回第3作業部会(気候変動の緩和策に関する科学的知見を担当する部会)総会の結果を公表した。今回の会合では、再生可能エネルギー源と気候変動緩和に関する特別報告書が承認された。また、平成22年8月30日に公表されたインターアカデミーカウンシル(IAC)によるIPCCのプロセスや手続きに関するレビュー報告書に関し、今後のIPCCの対処について議論が行われた。今回議論された内容は、2014年に公表予定の第5次評価報告書の執筆プロセスおよび今後のIPCCの運営に反映され、より透明性、信頼性の高い執筆作業、運営が行われることが期待されるという。次回総会は、平成23年11月(開催都市未定)に開催される。