(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とダイキン工業(株)は、年間運転効率を大幅に向上するビル用マルチエアコンを開発したと発表した。両者では、負荷に合わせて冷媒温度をコントロールする新しい冷媒制御技術と、停止時の待機電力を削減する制御技術を開発し、従来機に比べ年間で41%の消費電力量削減を達成した。今回、これら新制御技術をベースに、ダイキン工業が、低負荷運転時の運転効率を大幅に向上する新型圧縮機に関する独自開発の技術を組み合わせることで、年間運転効率を大幅に向上したビル用マルチエアコンを開発した。今後、開発したビル用マルチエアコンを、低負荷運転の割合が比較的多い事務所用途や既存設備のリニューアルなどに広く展開することで、空調における大幅な省エネルギー化を実現し、建物のネット・ゼロ・エネルギー化(ZEB)を加速させるという。なお、ダイキン工業では、開発したビル用マルチエアコンを、2015年3月2日より販売する予定。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ダイキン工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | ビル | ダイキン工業 | ZEB | マルチエアコン | 消費電力量 | ネット・ゼロ・エネルギー化 |
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