環境省は、平成28年度ライチョウ生息域外保全事業の実施内容を発表した。同省では、平成24年10月に「ライチョウ保護増殖事業計画」を策定し、将来的な野生復帰を見据えた生息域外保全の取組を実施することとしており、ライチョウの飼育下繁殖の技術確立等を目的として、平成27年度から、乗鞍岳でファウンダー(飼育下繁殖に供する野生個体)として10個の卵を採卵し、孵化・飼育を試みている。孵化・飼育の結果、現在、成育している個体は富山市ファミリーパークのオス3羽のみとなっており、追加的なファウンダー確保が必要となっている。今回、平成27年度第2回ライチョウ保護増殖検討会等での意見を踏まえ、平成27年度に引き続き、乗鞍岳から追加的なファウンダー確保を実施し、孵化・飼育を実施する。具体的には、乗鞍岳から合計12卵を目標として採卵を行い、恩賜上野動物園、富山市ファミリーパーク、大町山岳博物館の3施設で孵化・飼育を実施するという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 野生生物 | 生息域外保全 | 繁殖 | ライチョウ | 保護増殖 | 乗鞍岳 |
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