(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、小形風力発電の部品標準化のための研究開発に着手すると発表した。20kW未満の「小形風力発電」は、平成24年から開始された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」における調達価格が55円/kWhと、他の再生可能エネルギーの調達価格より相対的に高く設定されているにもかかわらず、導入が殆ど進んでいない。主な原因は、小形風力発電を構成する部品の形式や組み合わせの多様化により風車本体が高コストであることや、現在、小形風力発電に用いるパワーコンディショナー(PCS)の認証制度がないために電力会社との協議に時間を要していることが考えられる。今回、小形風力発電について、企業、大学等との連携体制のもと、小形風力発電システムの主要な構成部品である「発電機」、「PCS」、「支柱」を標準化するための研究開発を行う。これらの研究開発により標準仕様に基づいた部品の製作と実証フィールドでの試験・評価を行うことで、現状より30%以上のコスト削減に資する小形風力発電システムの実現を目指すという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
|
---|---|
機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 研究開発 | 標準化 | 発電機 | 固定価格買取制度 | パワーコンディショナー | 風車 |
関連ニュース |
|