環境省は、平成26年の光化学大気汚染の概要を公表した。平成26年の全国における光化学オキシダント注意報・警報の発令状況は、発令都道府県数が15都府県、発令延日数が83日であり、平成25年(18都府県、106日)と比べていずれも減少した。都道府県別の発令延日数は、埼玉県(13日)が最も多く、次いで千葉県(12日)が多かった。月別では7月(39日)、6月(23日)、8月(18日)の順に多かった。また、平成26年の光化学オキシダント濃度の1時間値の最高値は、6月1日の東京都区西部及び区南部の0.173ppmであった。一方、光化学大気汚染によると思われる被害の届出は、6月1日の大阪府(7人)、7月16日の栃木県(26人)の2件(2府県、33人)で、平成25年(3都県、78人)に比べ減少し、調査を開始した昭和45年以降、最も少なくなった。同省では今後、光化学大気汚染について、より効果的な対策の検討を進めていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | モニタリング | 大気汚染 | 環境省 | 濃度 | 光化学オキシダント | 注意報 | 警報 |
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