環境省は、平成29年の光化学大気汚染の概要を公表した。平成29年の全国における光化学オキシダント注意報・警報の発令状況は、発令都道府県数が18都府県、発令延日数が87日であり、平成28年(16都府県、46日)と比べていずれも増加した。都道府県別に見ると、埼玉県・千葉県(15日)の発令延日数が最も多く、次いで群馬県(11日)が多くなっている。月別に見ると、5月(30日)の発令延日数が最も多く、次いで7月(29日)、8月(14日)、6月(13日)が多かった。平成29年の光化学オキシダント濃度の1時間値の最高値は、7月8日の東京都多摩中部の0.208ppmであった。光化学大気汚染によると思われる被害の届出は、5県で合計20人(岡山県10人、福岡県4人、静岡県・広島県・群馬県各2人)となっており、5月・6月・7月に届出があった。同省では今後も、原因物質の排出抑制対策について検討を進めていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | モニタリング | 大気汚染 | 環境省 | 濃度 | 光化学オキシダント | 注意報 | 警報 |
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