(株)富士経済は、次世代環境自動車分野、電力貯蔵分野、動力分野を対象とした大型二次電池搭載製品と大型二次電池市場、その構成部材について調査し、その結果をまとめた報告書「エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望2015」を発表した。同報告書によると、これらの分野の製品に搭載される大容量の二次電池市場は2014年に前年比122.2%の1兆6,774億円となり、2025年には2013年比6.2倍の8兆5,269億円と予測される。次世代環境自動車分野向けは、2013年時点では市場の45%を占めるが、2025年には2013年比10倍以上の伸びが予想され78%を占めるとみられる。また、注目市場として、電力貯蔵システム向け二次電池市場は、2014年は前年比160.5%の952億円、2025年には2013年比13.8倍の8,192億円と予測。次世代環境自動車向け二次電池市場は、2014年は前年比137.9%の8,431億円、2025年には2013年比10.8倍の6兆6,141億円になると予測されるという。