環境省は、「地中熱利用にあたってのガイドライン改訂版」を公表した。同省では、平成24年3月に「地中熱利用にあたってのガイドライン」を取りまとめて公表したが、以降、地中熱利用は年々増加傾向にあり、最新の調査では、地中熱ヒートポンプ累計設置件数が1,500件を超えている。今回のガイドラインは、このように急速に普及が進む地中熱利用の、更なる普及拡大に向け、以下の考え方により改訂を行った。1)近年の急激な導入拡大を踏まえ、導入施設数や地域・施設による傾向、導入効果の評価事例等、参考となる最新データを追加、2)初版では基本的考え方のみを提示していた「モニタリング」について、具体的な事例の紹介、3)更なる普及拡大に資する新技術や運用等に関する最新情報を追加、4)適用できる地中熱ヒートポンプの方式と配慮事項について、最新情報等を追加。