香川県は、「かがわエコオフィス計画」の平成26年度実績を公表した。同県では、「第4次かがわエコオフィス計画」(計画期間23年度~27年度)に基づき、県の事務事業から発生する温室効果ガス排出量の削減に向けた取組みを進めている。同計画では、温室効果ガス排出削減の目標を、基準年(平成22年度)比で9%削減としている。今回、平成26年度の温室効果ガス排出量は54,253t-CO2となり、基準年と比べ約7.0%削減となった。しかし、中央病院の移転に伴い、地域熱供給システムから熱源が電気及びガスへ変更になったことや、県立高校における空調の増設や校舎改築工事に伴う仮設校舎での空調使用等による増加などにより電気使用量が増加したことから、平成25年度に比べ0.3%増加となった。同県では今後も、ESCO事業や省エネ効果の高いLED照明や空調設備等の導入を進めるとともに、空調や照明の細かな管理など省エネの取組の徹底を図るという。