住友商事(株)と千代田化工建設(株)は、EDP Renewables社、Engie社、Repsol社とともに、ポルトガル共和国における浮体式洋上風力発電事業に出資参画すると発表した。同事業は、事業主体であるWindplus社が、ポルトガルの北部ヴィアナ・ド・カステロ市の沖合20kmの大西洋上に3機もしくは4機からなる合計25MWの浮体式洋上風力発電設備を設置するもの。同事業で採用する浮体技術は、Principle Power Inc社が開発した半潜水型(semi-submersible)浮体式基礎構造による技術で、すでにVestas社製タービンV80(発電容量2MW)を搭載した実証機がポルトガルポボア・デ・バルジン市の沖合で稼動している。この実証機は、過酷な天候条件にも左右されることなく、運用開始から4年間で16GWhを発電し安定的に稼動しているという。なお、同事業の商業運転開始は2018年の予定。