(株)富士経済は、再生可能エネルギーの一つとして普及が期待される風力発電と、そのコンポーネントの市場を調査し、その結果をまとめた報告書「World Wide 陸上/洋上風力発電市場の現状と将来展望 2014」を発表した。これによると、世界の風力発電市場は、2013年は39.1GW・4兆8,390億円となる見込みで、2020年には2013年比124.6%の48.7GW、同106.1%の5兆1,337億円となると予測される。タイプ別には、陸上風力発電は2012年をピークに横ばいから微減で推移。一方、地形や建物による影響が少なく、より安定した発電が可能となる洋上風力発電は、着床式では2015年から2020年にかけて欧州が市場をけん引し、2020年以降はアジアや米国での施策が市場を大きく左右するとみられる。浮体式は実証段階で、2020年以降着床式の設置余地が不足したエリアから実用機の導入が想定される。また、ブレード・軸受などを含む主要コンポーネント市場の拡大は、3兆円に迫る見込みという。
情報源 |
富士経済グループ プレスリリース(PDF)
|
---|---|
機関 | 富士経済グループ (株)富士経済 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | 富士経済 | 市場調査 | 洋上風力発電 | 浮体式 | 着床式 | 陸上 |
関連ニュース |