国土交通省は、北海道森林管理局長及び国土交通省霞ヶ浦河川事務所より送付を受けた自然再生全体構想及び自然再生事業実施計画を公表した。北海道森林管理局では、釧路湿原の北側、シラルトロ沼流域上流部に位置する雷別地区国有林293林班を中心に、トドマツ人工林の立枯被害地において、郷土樹種の保全・天然更新・人工植栽を組み合わせた森林再生と、自然環境及び水土保全機能のモニタリング等を行う。また、国土交通省霞ヶ浦河川事務所では、同事務所の所有する堤内国有地がある、霞ヶ浦の西浦中岸(田村・沖宿・戸崎地区)において、既存堤防の一部開削により、浅水域・静水域・深場等の湖岸環境を整備し、多様な生物の生息環境を再生するという。