兵庫県は、J-クレジット制度を活用した「CO2削減協力事業」におけるマッチング案件が成立したと発表した。同県では、県内の温室効果ガス排出量の約2/3を占める産業部門と、排出量の伸びが大きい民生業務部門の削減を進めるため、J-クレジット制度(旧国内クレジット制度)を活用して、県内の大規模事業者が県内の中小事業者等に技術・資金等を支援し、CO2削減量を大規模事業者に移転する「CO2削減協力事業」を進めている。今回、5件のCO2削減プロジェクトが成立した。これらは全て、中小事業者(計5社)における、A重油・灯油ボイラーから高高率な都市ガスボイラーへの更新等に伴い、大規模事業者として大阪ガス(株)が支援するもの。CO2削減量は5件の合計で655t-CO2/年になり、これまでの33件の累計は16,016t-CO2/年になるという。