三菱商事(株)は、中長期的な観点からの国際貢献施策として、リビアのアル・ファタハ大学(1957年設立のリビア国最大規模の総合大学)と共同で、新エネルギーの実証応用研究の活性化を目的としたプログラムを開始することを決定し、2009年1月28日、同大学と覚書(MOU)を締結したと発表した。有数の産油国であるリビアでは、新エネルギー技術の導入によるエネルギー供給の多様化をめざしており、なかでも太陽光の活用を最も有望視している。同プログラムは、同大学が推進する再生可能エネルギー研究活動を支援し、学術研究レベルの向上、クリーン・エネルギーの普及促進への寄与をめざすもので、2009年から2012年の2年間、実験機材の供与及び専門家交流を実施する。同社ではまず、同大学敷地内に太陽光発電の実証実験機材を設置し、データ収集活動から着手するという。