環境省は、平成28年度「二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業(JICA等と連携する事業を含む)」の採択案件(一次採択)を決定したと発表した。同事業は、途上国において優れた低炭素技術を活用して温室効果ガスを削減するとともに、測定・報告・検証(MRV)を行うことで、日本の貢献に応じてJCMクレジットの獲得を目指すもの。今回、同事業の執行団体である公益財団法人地球環境センター(GEC)が実施した案件募集において、52件の応募があり、その中から一次採択分として、9か国で20件を選定した。同省では今後、残りの案件についての審査を進めるとともに、一次採択分について交付決定の手続等を進め、JCMの実施に向けた取組の一環として、これらの事業を進めていくという。