環境省は、平成29年度「二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業(JICA等と連携する事業を含む)」の採択案件(一次採択)を決定したと発表した。同事業は、途上国において優れた低炭素技術を活用して温室効果ガス(GHG)を削減するとともに、測定・報告・検証(MRV)を行うことで、日本の貢献に応じてJCMクレジットの獲得を目指すもの。今回、同事業の執行団体である公益財団法人地球環境センター(GEC)が実施した案件募集において、37件の応募があり、その中から8か国・18件を選定した。同省では今後、交付決定の手続等を進め、JCMの実施に向けた取組の一環として、これらの事業を進めていくという。