新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、植物や微生物の細胞が持つ物質生産能力を最大限に引き出した“スマートセル”を作り出し、従来合成法では生産が難しい有用物質の創製、生産プロセスの低コスト化や省エネ化を実現するための事業に着手する。バイオテクノロジーは経済活動の様々な分野で利用されており、医療分野だけではなく、試薬、香料、化粧品、プラスチック等の工業製品の原材料生産など工業利用の拡大が見込まれている。今回のプロジェクトでは、CRISPR/Cas9等の既存の海外技術に依存しない国産ゲノム編集技術や、物質生成を決定する遺伝子や栽培・生育環境の制御技術を開発する。また、植物に遺伝子レベルでアプローチすることで、短期間かつ高精度で望ましい植物を作り出すための基盤技術の開発にも取り組む。微生物に関しては、近年進展著しいIT/AI技術を駆使した情報解析システムを確立し、先進的な育種技術の確立を進めるという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 微生物 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 技術開発 | 低コスト | 植物 | バイオテクノロジー |
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