環境省は、福山共同発電所更新計画環境影響評価準備書について、平成29年11月9日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、瀬戸内共同火力(株)が広島県福山市において、老朽化した既設2、3号機(計23.1万kW)を廃止し、新2号機(23万kW)に更新するもの。同発電設備は、製鉄所から発生する副生ガスを燃焼放散せずに有効利用する発電設備であり、高効率のコンバインドサイクル発電方式の採用等により二酸化炭素(CO2)等の排出を低減するものである。今回の環境大臣意見では、事業者に対し、高効率の本発電設備の優先的な運用を通じた発電所全体のCO2排出量の低減及び同設備の高い利用率の維持等を求めている。経済産業省に対しては、全ての発電事業者に対する確実な同ベンチマーク指標の目標遵守、副生物等を用いた場合の発電効率及び共同実施の評価の考え方の明確化等を求めている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | コンバインドサイクル発電 | 環境省 | 経済産業省 | 温室効果ガス | 環境影響評価 | 広島県 | 火力発電所 | 環境大臣意見 | 副生ガス | 瀬戸内共同火力 |
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