北九州市は、カンボジア王国プノンペン都において、下水・排水施設管理能力の向上プロジェクトを実施すると発表した。このプロジェクトは、国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)」に採択されたもの。プノンペン都では、急激な発展による都市開発や人口増加に伴い、水環境問題が顕在化しており、都市部では治水・排水対策が行われているが、短期的な集中豪雨などによる浸水被害が発生している。同市は、プノンペン都と姉妹都市協定を締結している。今回、プノンペン都の下水道の持続的発展と浸水被害の軽減に向けて、1)排水施設(ポンプ)の維持管理マニュアル作成、2)市民・関係機関と協働で行う浸水ハザードマップ作成、3)市民意識の向上を図る環境学習の実施などを、平成28年11月から平成31年10月までの3年間実施する予定。