(独)国際協力機構(JICA)は、カンボジア王国政府と無償資金協力の対象案件「プノンペンにおける下水道整備計画」の贈与契約(G/A)を締結したと発表した。プノンペンでは現在、汚水を湖沼や湿地帯で自然浄化しているが、埋立てが進み自然浄化機能は低下し、人口増加により汚染量も増加している。今回の事業では、プノンペンの中でも特に水質悪化が著しいチュングエック湖(Boeng Choeung Aek)の周辺地域に下水処理施設(5,000 m3/日、前ろ過散水ろ床法、導水管(延長:1.9 km))を整備する。日本側の概算協力額は27億7,700万円を限度とし、事業実施予定期間は64ヵ月(詳細設計・入札期間含む)としている。同事業の他にもJICAは、技術協力プロジェクト「プノンペン都庁及び公共事業・運輸省下水管理能力強化プロジェクト」(2019-2023年)等を実施しており、今後も同国の水環境整備を包括的に支援していくという。
情報源 |
(独)国際協力機構 ニュース
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機関 | (独)国際協力機構 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 水質 | カンボジア | 無償資金協力 | 国際協力機構 | JICA | プノンペン | 贈与契約 | G/A | チュングエック湖 | 下水処理施設 |
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