国土交通省国土技術政策総合研究所は、下水バイオガスから水素を製造する技術の導入ガイドライン(案)を策定したと発表した。同省では、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)において、平成26年度から福岡市中部水処理センターにおいて、「下水バイオガス原料による水素創エネ技術実証研究」を実施してきた。今回のガイドラインは、実規模プラントで実証してきた技術の概要・評価、導入検討、設計・維持管理等に関する技術的事項についてとりまとめたもの。同技術は、「前処理技術」、「水素製造技術」、「水素供給技術」、「CO2液化回収技術」により、再生可能エネルギーである下水バイオガスから水素を製造し、燃料電池自動車(FCV)に供給する技術。実証の結果、経費回収年は10.2年(設備の耐用年数は15年)、温室効果ガス排出削減量は1,162kg-CO2/日(水素をFCVで使用することにより、ガソリン車が排出する温室効果ガス排出量と比べ約29%削減)と試算されたという。
情報源 |
国土交通省国土技術政策総合研究所 記者発表資料(PDF)
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機関 | 国土交通省国土技術政策総合研究所 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル 水・土壌環境 |
キーワード | 国土交通省 | 下水道 | 実証 | ガイドライン | 燃料電池自動車 | バイオガス | 下水処理場 | 水素製造 | 国土技術政策総合研究所 | B-DASH |
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