三菱重工100%出資の新会社・三菱重工サーマルシステム(株)(2016年10月設立)は、フロン排出抑制法(正式名称:フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律)の適用を受けない冷媒を採用した冷凍機を開発し、2017年4月から販売を開始すると発表した。同社が採用した冷媒「HFO-1234ze(E)」は、大気寿命が短く、地球温暖化係数(GWP)が小さいため、環境特性の好ましい冷媒ガスと見られており、大気中への排出や使用後の回収・破壊などの面で、現行のフロン排出抑制法の適用を受けない。一方、今回開発した冷凍機には、この冷媒に適した圧縮機羽根車や熱交換器が施されており、マイコン操作盤の改良による高精度な制御を可能としているため、省エネ性が高い装置であるという。
情報源 |
三菱重工サーマルシステムズ(株) ニュースリリース
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機関 | 三菱重工サーマルシステムズ(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 温室効果ガス | オゾン層 | 冷媒 | 地球温暖化係数 | 冷凍機 | GWP | フロン排出抑制法 | HFO | 三菱重工サーマルシステムズ |
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