(株)富士経済は、ヒートポンプ技術を活用した関連機器を含む、エアコンや住宅向け給湯器など空調機器・温水機器の世界市場を調査し、その結果をまとめた報告書「ヒートポンプ 温水・空調市場の現状と将来展望 2015」を発表した(調査期間:2014年10月~11月)。フロン系冷媒であるHCFCは、先進国では2020年に、途上国では2030年に全廃となる。また、京都議定書により、地球温暖化係数(GWP)による規制が始まり、HFCが削減対象(温室効果ガス)に指定された。今後は新冷媒として、HFO(R1234yfなど)、自然冷媒(CO2など)が期待される。R1234yf採用のカーエアコン市場は、2014年は210万台、2020年には2,221万台になると予測される。日本では、さらなる省エネ高効率機器として、排熱回収ヒートポンプ、蒸気発生ヒートポンプ、バイナリー発電などの次世代ヒートポンプ関連機器の開発が進んでおり、いち早く日本で市場が形成され世界市場をけん引すると期待されるという。
情報源 |
富士経済グループ プレスリリース(PDF)
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機関 | 富士経済グループ (株)富士経済 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ヒートポンプ | 省エネルギー | 富士経済 | 空調 | 温水 | HCFC | 冷媒 | 機器 | 地球温暖化係数 | HFO |
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