トヨタ自動車(株)は、貴金属使用量の少ない排出ガス浄化触媒を商品化し、新型車両に順次搭載すると発表した。ガソリンエンジン用の排出ガス浄化触媒は、排出ガスの流れがセルの中心部に集中する傾向があり、その部位に多量の触媒貴金属(白金、ロジウム、パラジウム等)を塗布しなければならない。今回、同社が(株)デンソーと共同で開発した触媒用基材は、四角形や六角形のセルで構成されており、中心部と周辺部でセルの断面積が異なる構造を有するため、従来型触媒に比べて、触媒内部の排出ガスの流れの均一化できている。従来型と同等の排出ガス浄化性能を維持しながら、貴金属使用量を約20%低減させるとともに、触媒容量の約20%小型化が実現できたという。
情報源 |
トヨタ自動車(株) ニュースリリース
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機関 | トヨタ自動車(株) |
分野 |
大気環境 |
キーワード | 触媒 | トヨタ自動車 | 排出ガス | 貴金属 | 大気浄化 | 小型化 | ガソリンエンジン |
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