総合科学技術会議は、平成21年3月26日に開催された「気候変動適応社会の実現に向けた技術開発の方向性立案のためのタスクフォース」第一回会合の議事概要を公表した。総合科学技術会議とは、内閣総理大臣、科学技術政策担当大臣のリーダーシップの下、各省より一段高い立場から、総合的・基本的な科学技術政策の企画立案及び総合調整を行うことを目的とした「重要政策に関する会議」の一つ。今回、高度な気候変動予測の手法や、気候変動に起因する災害や水・食料問題等に対応する技術的課題を抽出、整理し、気候変動適応型社会の実現に向けた技術開発の方向性の立案に資するため、総合科学技術会議有識者議員をリーダーとするタスクフォースを一年間設置することについて説明が行われ、各専門家の課題認識と今後の進め方について議論が行われた。今後、同年12月頃を目処に、報告書をとりまとめる予定という。