茨城県は、鹿島港に設定した「再生可能エネルギー源を利活用する区域」における占用予定者を選定したと発表した。同県では、鹿島港港湾計画において、鹿島港の沖合における風力発電事業を推進している。今回、同区域の一部(南側区画・約340ha)について、2つのコンソーシアムから洋上風力発電施設の設置・運営に関する「公募占用計画」の提出があり、茨城県関係部長級・学識者・研究者等からなる評価・選定委員会における評価の結果及び意見を踏まえ、(株)ウィンド・パワー・グループと日立ウィンドパワー(株)で構成される「鹿島洋上風力コンソーシアム」を占用予定者として選定した。事業規模は総出力93.6MW(5.2MW×18基)、総事業費は約490億円の計画となっており、計画の認定を経て、占用の許可申請の手続きに進むという。