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 日立造船、ギリシャの乾式バイオガスプラント用メタン発酵槽を受注

発表日:2017.08.30


  日立造船(株)は、スイスの子会社HZIが、ギリシャ初となる乾式バイオガスプラント用に、独自のコンポガス技術を利用したメタン発酵槽2基を受注したと発表した。HZIのコンポガス技術は、生ごみなど有機性廃棄物を嫌気性状態で、約55℃の温度に保ち、微生物の働きによりバイオガスを発生させる。今回受注したのは、ギリシャのアルタ県・テスプロティア県・イオアニナ県・プレベザ県から構成されるイピロス地方広域連合の「都市ごみ処理施設」に設置されるもの。一般廃棄物から選別処理される有機性廃棄物(38,700トン)を、バイオガスプラントにおいてメタン発酵処理し、バイオガス(年間540万Nm3)を生成して発電を行い、イピロス地方に一般家庭約3,000世帯分の年間使用電力量に相当する1,500MWh/年を供給する計画という。なお、納期は2019年1月である。

情報源 日立造船(株) ニュースリリース
機関 日立造船(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード 微生物 | ごみ処理 | メタン発酵 | 有機性廃棄物 | 電力供給 | 日立造船 | ギリシャ | バイオガス発電
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