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 日立造船、小規模ごみ焼却施設に適した発電システムの導入事例を紹介

発表日:2017.04.11


  日立造船(株)は、有明広域行政事務組合から受注した小規模ごみ焼却施設に適した発電システムの工事概要などを紹介した。今回の工事は、同組合の東部環境センター(熊本県玉名郡玉東町)の長寿命化を図るために発注されたもので、同社の「小規模ごみ焼却施設用パネルボイラ式排熱回収発電システム」が採用されている。このシステムの特長は、複雑な伝熱管が無く、4面の垂直な水管パネル壁を放射伝熱部とするパネル式の回収ボイラで、シンプルな構造であるため、処理量が100t/日以下の小規模ごみ焼却施設を運営する市町村等に適しており、改造コストの低減などの効果が得られるという。回収ボイラの他にも、焼却炉の改造や蒸気タービン発電設備が設置され、実証運転において、1)熱回収率が約2倍に向上し、2)電力使用量の約40%削減、3)CO2排出量の約60%削減が確認できたという。

情報源 日立造船(株) ニュースリリース
機関 日立造船(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード CO2排出量 | ボイラ | 発電 | 長寿命化 | タービン | ごみ処理 | 熊本県 | 排熱回収 | 日立造船
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