気象庁気象研究所と九州大学は、全球エアロゾル再解析データセット(過去5年分)を作成し、ウェブページを通じて研究コミュニティーに広く公開すると発表した。同データセットは、同研究所の全球エアロゾル輸送モデル(MASINGAR)に新たなデータ同化技術を導入し、衛星観測から得られたデータを組み込んで作成されたもの。黄砂やPM2.5等の地上付近重量濃度、エアロゾルの光学的厚さ、地上・海上への沈着量分布などが含まれており、エアロゾルの時空間変動の再現性が大幅に向上していることが確認されている。気候・天候影響への定量的な評価、疫学研究を通じた健康影響調査、海洋生物循環に代表される生態影響の評価など、エアロゾルに関する様々な研究に広く活用され、各分野の問題点の解決と精度向上をもたらすことが期待されるという。
情報源 |
気象庁気象研究所 プレスリリース
気象庁気象研究所 プレスリリース(PDF:2,138KB) 九州大学 研究成果 |
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機関 | 気象庁気象研究所 九州大学 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 九州大学 | エアロゾル | 黄砂 | 観測 | データ | PM2.5 | モデル | 解析 | 影響評価 | 気象庁気象研究所 |
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